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[C78] …

高田さん(仮)と同郷人として、深くお詫び致します。

しっかし、とんでもねえ所に東北人気質が残っちゃったなぁこの人…

あまりひどいようなら、説教しに伺いますか(笑)
  • 2010-03-01 05:24
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[C80] Re: …

いや多分、説教されても、ひと言。

「いいんだよ」

  • 2010-03-02 13:38
  • いくらおにぎり
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高田さん(仮名)のこと 3

性格が高田純次のようにちゃらんぽらんな高田さん(仮名)ですが、若いころから凄かったみたいです。なにしろ、就職のため福島から上京してきたときに、持っていたのは布団ひと組。それで、そのまま職場のゲストハウスに住み着いてしまったって言うんですから。いや、これが戦後まもない時期に集団就職してきたっていうなら、まだ分かりますよ。でも、時代はすでに70年代だったはずなんですが。

ちなみに、そこにいたのは僅かな期間らしいです。さすがに、高田さん(仮名)と言えども、定住はできなかったか……。と、思ったら、実はそのゲストハウスでボヤ騒ぎを起こして追い出されたとか。なんていうか、ムチャクチャだな、この人。

そんな高田さん(仮名)なので、古株の人によると、今までにやった失敗は数知れずだそうです。でも、本人に聞いても、なかなか教えてくれないんですよね。

「ねえねえ、高田さん(仮名)。今まで、何回も始末書を書かされたんですって?」
「書いたことねえよ」
「えー。○○さんが言ってましたよ」
「あれは始末書じゃなくて、顛末書だ」

やっぱり、相当トンデモないことをやってるな、これは。

ちなみに、高田さん(仮名)は東北の人なので、お酒が大好きな上に酒豪でした。僕が20年ほど前に机を並べていたときも、定時から残業時間に変わった瞬間に日本酒をグイグイ。水のように日本酒を飲みながら仕事をするんですから、たいしたもんです。そして、それにもかかわらず、仕事のスピードは速く、そのうえ正確……なワケはないですね。

「高田さん(仮名)、酒はマズイですよ」
「うるせえ。大丈夫だよ」
「あとは、僕がやっときますから。もう帰ってくださいよ」
「手伝ってやるって」
(いや、自分の分は終わって、これは高田さん(仮名)の分なんですけど)

それから、しばらくして。
「高田さん(仮名)、車はマズイんじゃないですか。僕が送りますよ」
「うるへえ。今日は取り締まりがない日だから、大丈夫ら」
「なんで、取り締まりがないなんて分かるんですか」
「新聞に書いてなかったからな」
(高田さん(仮名)によると、埼玉県では取り締まり情報が新聞に載っているそうです。ホントかウソかは、東京に住んでいる僕には分かりませんけど)

ま、それはともあれ、その日はどうにか送ることを承知させたものの、いつも一緒に残業しているワケでもありませんからね。高田さん(仮名)もよく事故を起こさず、さらに捕まらなかったよなあ、とゾッとしちゃいます。

さて、そんな高田さん(仮名)がやらかした失敗を、ぼくも一つだけ知っています。当時、毎年1月から3月まで、僕は事務所を離れて、別の場所で仕事をしていました。先輩と二人で、多くのアルバイトを使い、極秘作業に従事するのです。そんな、1月のある日のこと。先輩が青い顔をして僕に言います。

「高田さん(仮名)がヤバイらしい」
「ヤバイって、いつものことじゃないですか」
「いや、○○ができてないらしいんだよ」
ぎょえーーーーー。なんですと。それは、僕らがやっている仕事に比べれば、ハデさはないものの、ある意味、人の人生さえ左右しちゃいそうな、あの重要な書類のことですかあ。まあ、詳しく書くと職業がバレるので書きませんが、それは複雑なパズルを解くような仕事かつ書類で、性質上、他人と協力しながらできるようなものではなく、担当者はそれこそゲッソリ痩せながら作るものなのです。
「いや、高田さん(仮名)がまた酒を飲んでるらしくてさ、もうヘロヘロらしいんだよ。で、周りも心配して、○○できてる?って聞いてたらしいんだけど、本人は大丈夫、大丈夫って言ってたんだって」
「いや、高田さん(仮名)の『大丈夫』が当てにならないのは、みんな知ってるじゃないですか」
「まあな。だから、昨日事務長が作業の進行状況を問い詰めたら、まったく何もできてなかったんだと」
「それは、確かにヤバイですねえ」
「それでね。俺、明日から1ヶ月くらい、向こうに戻るから」
ははあ。明日から向こうにね。1ヶ月くらいね。……。えっと、いま何をおっしゃりやがりましたか。こっちの仕事もこれから思いっきり佳境を迎えるんですけど。二人でやっても、連日午前様なのに、それをひとりでやれとイイマスカ。

なんて言うか、それからの1ヶ月は殺意すら生まれる余裕がありませんでした。とにかく、目が回るほど忙しいってのは、このことかと。それに、実のところ、目を回している余裕すらなかったような気がします。

ともあれ、全ての業務を終え、4月に事務所に戻りました。高田さん(仮名)とは、3ヶ月ぶりの再会です。

「すまんっ」と高田さん(仮名)が頭を下げてきたので、僕は爽やかに言います。「いいんですよ。それより、体の具合は大丈夫ですか」。(妄想中)

……。あれ。隣の高田さん(仮名)は、何も言ってきませんね。ほら、「すまんっ」って言ってくれないと、話が先に進まないじゃないですか。そうしたら、僕は爽やかに許してあげるんだから。っていうか、鼻なんでほじってる場合じゃナイダロ。なんか、こっちの怒りメーターがガンガン急上昇してきましたよ。いかん。このままだと、怒声をあびせちゃいそうだ。ここは冗談めかして、それでも言いたいことは、キッチリ言わなくちゃ。

「高田さん(仮名)のおかげで、すっごくタイヘンだったんですからね」
「(ホジホジ)いいんだよぉ」
「こっちのみんなも、タイヘンだったみたいじゃないですか」
「大丈夫」

僕もいつか、高田さん(仮名)みたいに、全てを「大丈夫」で済ませる、強い心が欲しいなあ。ちょっぴり、そう思いました。

ちなみに、本人いわく「死んでもおかしくない」大病をして、現在の高田さん(仮名)は、一滴もお酒を飲みません。
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[C78] …

高田さん(仮)と同郷人として、深くお詫び致します。

しっかし、とんでもねえ所に東北人気質が残っちゃったなぁこの人…

あまりひどいようなら、説教しに伺いますか(笑)
  • 2010-03-01 05:24
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[C80] Re: …

いや多分、説教されても、ひと言。

「いいんだよ」

  • 2010-03-02 13:38
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