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真珠夫人に負けっぱなし

はい、「真珠夫人」な瑠璃子は、とてつもなくビッチ化していました。というか、恋の狩人?

そんな瑠璃子の毒牙にかかったのは、冒頭で自動車事故に遭遇した信一郎です。
さそわれるままに音楽界に行った信一郎は、そこで瑠璃子の驚嘆すべき能力を発見。なにしろ東大でフランス法を専攻した信一郎より、瑠璃子はフランス語がうまかったらしいですよ。もう、「書くだけなら」なんでもあり、ってことで菊池先生かっとばしてます。

瑠璃子に「貴君のようなお友達が欲しかったの」と甘く囁かれた信一郎は、ノコノコと瑠璃子の屋敷に。しかし、二人きりだと思ったら大間違いです。瑠璃子のサロンには10人ほどの先客がいたのでした。これまた「書くだけなら」なんでもありで、外務省に勤めている男爵やら、伯爵の長男。代議士に画家、なんでもござれです。

なぜだか、そこで一座は文学論争に。尾崎紅葉を推した信一郎は、樋口一葉を推す新進作家にケッチョンケッチョンにバカにされてしまうのです。ムッカー。怒って屋敷を飛び出す信一郎。しかし、家に帰ると、なんと瑠璃子の手配したイタリア製の大型乗用車が門前に止まっているじゃありませんか。

夫人が、訪ねて来たのだ! そう思ったときに、信一郎の心は、烈しく打ち叩かれた。当惑と、ある恐怖とが、胸一杯に充ち満ちた。

とまで、ビビる信一郎。ほとんど、瑠璃子を妖怪あつかいにしています。しかし、恐る恐る家に入ると、そこにいたのは馴れ馴れしい運転手でした。瑠璃子の「さっきは貴君を試したのよ」というテキトーな言い訳の手紙を手紙を読んだ信一郎の心には、ムカムカと怒りがこみあげます。あの事故死した青年も、こうして瑠璃子にもてあそばれたのだ。そして、青年の弟も毒牙に引っかかりかけている。これを救わなくてどうする。

「否すべての男性を彼女の危険から救うために、彼女の高慢な心を、取りひしいでやる必要があるのだ」

もっとも、自分ひとりだと怖いので、信一郎は事故死した青年の形見である、血まみれのノートを持っていくことに。

『これが武器だ!』信一郎は、妻の手からそれを受けとりながら、心の中でそう叫んだ。

さあ、どうなるんでしょうね。

再び屋敷に行った信一郎は、瑠璃子の居間に通されます。なにげなく置いてある便箋には、「Shinichiro, my love! 」の文字が。グラッと心が揺れる信一郎ですが、もう騙されるもんか。とはいえ、あの夫人が、こんな見え透いた手をつかうのかなあ。うーん、悩む。

夫人に対する信一郎の敵意がもう半ば崩れかけている時だった

瑠璃子が入ってきました。あらためて瑠璃子への敵意を高めた信一郎は、瑠璃子にハッキリ言うことにします。ええ、もうガツンと言ってやるよ。

「僕は、安穏な家庭の幸福で、満足している平凡な人間です。どうか僕を、このままにしておいて下さい!」

ダメじゃん。まあ、それだとアンマリなので、瑠璃子にお説教をかます信一郎。しかし、瑠璃子は聞く耳を持ちません。じゃあ、これならどうだ。青年の血まみれノートを見せる信一郎。おや、この攻撃は効いているようですよ。

夫人が、深い感動を受けたことは、明らかだった。信一郎は、今にも夫人が、ノートの上にがばと泣き伏すことを予期していた。泣き伏しながら、非業に死んだ青年の許しを乞うことを想像した。彼女の美しい目から、真珠のような涙が、ハラハラと迸ることを待っていた。悔恨と懺悔との美しい涙が。

どうも、この信一郎は妄想好きで困ります。もちろん瑠璃子が、これしきで反省するわけないじゃありませんか。それどころか、男性が女性をもてあそぶのは良くて、女性が男性をもてあそんで何が悪い、と思いっきり反論されてしまうのでした。

「いや! 奥さん、僕は貴女のお心が、初めて解ったように思います、僕はそのお心に賛成することは出来ませんが、理解することは出来ます」

いきなり負けてるし。ただ、死んだ青年の弟にだけは手を出さないでくれと、頼んでみる信一郎。しかし、瑠璃子の返事はノーです。ということで、意地になった二人は、弟くんを賭けて勝負をするみたいですよ。

ちなみに現在のページ数は411です。


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