Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://ikuraonigiri.blog54.fc2.com/tb.php/243-37a4f205

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

貞操問答 第5回 主人の心

はい、第5回は「主人の心」。いきます。
前章は前川夫人不在の軽井沢別荘。新子が、前川準之助氏とダイヤモンドゲームをしているところでしたね。

準之助氏、思わせぶりなことを言います。

「僕も、妻がいない時の方が、かえって気楽ですよ。」と、何気なくいった。

さらに夫婦生活の不毛を訴える準之助氏に、新子困っちゃう。

新子は、ひどくのどかな気持でいたのに、準之助氏のこの思いがけない話題で、すっかり気持が乱れた。

子供たちをまじえて、4人でアメリカンベーカリーに出かけても、準之助氏のなんていうか、遠回しな表現はノンストップ。しかし、

準之助氏の心に、とろりと艶めかしいわだかまりが出来ていることを、新子はハッキリ感じていたが、しかし新子は、それによって、心を動かされはしなかった。

そんなこんなで、ゲリラ豪雨にあったり、小太郎くんと祥子ちゃんがそれでびしょ濡れになったりしつつ、別荘に帰ってきたみなさん。すると、女中さんが「あの奥さまが、先刻お着きになりました。」というじゃありませんか。

来た、来た。平和な時間は終わりですね。案の定、前川夫人は新子が不在中に、新子の部屋をキレイな部屋から汚い部屋に移したり、さらに新子を呼びつけて、子供と親しくするなとか言い出しましたよ。そのうえ、花瓶を渡し、花を活けて来いとのご命令。

新子は、文句を云われた後に、たちまち用事をいいつけられたので、驚きながらも、庭へ出て、ポンポン・ダリヤばかりを切って、夫人の部屋へ持って行くと、夫人は、
「ありがとう。それから、これを切っておいて下さいません。」と、ペイパ・ナイフと「英国近代短篇集」という書籍をさし出した。


はい、家庭教師というより小間使いです。ありがとうございます。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://ikuraonigiri.blog54.fc2.com/tb.php/243-37a4f205

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

いくらおにぎり

Author:いくらおにぎり
FC2ブログへようこそ!

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。