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「Voice」(PHP研究所)5月号を読んでいて

定期購読をしている「Voice」(PHP研究所)5月号が届いたので、パラパラ読んでいてビックリしました。

山形浩生氏の「お手盛り機関と化した保安院」という記事を読んでいたら、最後の方にこんな一文が。

「ぼくたちは、民主党が自民党に代わる政権担当能力を持つ集団になれると思っていたが、その見通しがいかに甘かったは、いまなお日々思い知らされつづけている。」

まあ、過ちては改むるに憚ること勿れ、という言葉もあることだし、評論家として自分の過ちを認める姿勢には大いに共感するし、男らしいなあと思います。でも2点ほど疑問が。

まずは、「民主党が自民党に代わる政権担当能力を持つ集団になれる」という部分。ええーっ!って感じです。ぼくの理解として、いわゆる知識人さんが民主党を支持するロジックは、こんなものだと思ってました。

1)民主党は自民党に比べ、確かに政権担当能力はない

2)しかし、黒い手のプロより、白い手のアマチュアに政権をゆだねてみようじゃないか

3)しばらくはダメかもしれないが、長い目で応援をしていけば、政権担当能力を身に着け、以前よりいい政治がきっと行われるだろう

でも、山形さんは違っていたようです。衆議院の任期の半分も経過していない民主党政権が「自民党に代わる政権担当能力を持つ集団になれる」と思っていたようです。これが本気ならちょっとビックリです。っていうか、これ絶対にウソだよね。

話が分かりやすいように、付き合っていた女と別れようとしている男の話に置き換えてみましょう。こんなふうに考えて見てください。男は、幼馴染で料理や家事全般が得意なジミ子と付き合っていた。とはいえ、この女性、戦後50年も付き合っているので新鮮味はゼロだし、金に汚いという噂もあったりする、ちょっと困りもの。と、そこに若くてピッチピチのモデル風なミン子がやってきたんです。会話も面白いし、なにより「セイケンコウタイ」っていうメイクがばっちり決まっています。男は思います。いやあ、ミン子と付き合ったら苦労しそうだよな。料理とか家事はできなさそうだし、すげえ金がかかりそう。でも、それはアタマで考えた時のこと。下半身は正直です。ミン子と付き合えば、もしかしたら、というか絶対に苦労する。でもジミ子よりミン子がいい。もう絶対にミン子がいい。少々苦労したって、ミン子の若いボディに勝てるものはない。なあに、いまさらジミ子の出番なんかないさ。とにかくミン子の若い体に溺れたい。

それから1年半。いきなり地震が起きました。家の中はぐっちゃぐちゃ。さらに台所では天ぷら油が燃え上がり、天井を炎がなめています。しかし、ミン子は家を片付けようとはしません。いえ、やろうとは思っているのかもしれないけど、手際が悪すぎて、片付けているんだか散らかしているんだか分からない始末。さらに、天ぷら油火災の方には、化学消火剤をかけることもせず、水をぶっかけて、さらに火の手を高くしちゃってる始末。

そこで男は言います。
「ぼくたちは、ミン子がジミ子に代わる家政担当能力を持つ女性になれると思っていたが、その見通しがいかに甘かったは、いまなお日々思い知らされつづけている。」

いや、これは嘘だから。そんなこと思ってたワケない。そうじゃなくて、一時のセイケンコウタイっていう快楽のために、ミン子の欠点に目をつぶっただけだから。そして、今まで別の意味での欠点はあったけど、少なくとも家の中を清潔に保ってくれていたジミ子を追い出しただけの話だから。そもそもミン子は結婚して家に入るべきじゃなかったし、それを入れてしまった男が、後から文句を言うのも、ちょっと違うんじゃないかと。

なんていうか評論家はうまいこと、自分の失敗をひとに押し付けようとするんだなあ、と感心しました。

さて、もうひとつ、山形さんの言葉に感じる疑問。

「ぼくたちは、民主党が自民党に代わる政権担当能力を持つ集団になれると思っていたが、その見通しがいかに甘かったは、いまなお日々思い知らされつづけている。」

この文の「ぼくたち」って誰なんだ。少なくとも、このぼくたちに、ぼくは入っていない。だって、ぼくは民主党に投票してないしね。じゃあ誰なの。民主党に投票した国民ぜんぶ、ってこと。でも、それもおかしい。ひとによっては、「自民党にお灸をすえるため」と称して、民主党に投票したひともいるはず。そういった人は、「民主党が自民党に代わる政権担当能力を持つ集団になれる」なんて、カケラも考えていない可能性がある。さらに、「小沢先生を信じて」、みたいな理由で投票している人もいるはず。こういう人たちは、政策がどうの、政党がどうの、という部分では行動していない。あくまで、人柄だとか、地縁血縁といった部分を重視している。

じゃあ、「ぼくたち」って結局、誰なんだろう。結局、「ぼく」と言ってしまうと、自分ひとりに責任が来るから、逃げているだけなんじゃないのか。「ぼくたち」ではなく、ぼくはそう思う。

ともあれ、「ぼくたち」と言ってみたり「市民」と言ってみたり、自分の発言にともなう責任を分散化しようとする人やグループはあんまり信用できない。でも山形浩生さんは、そんな人じゃないと思ってたんだけどなあ。

と、ここまで読むと、山形浩生批判をしたいのか、と思うでしょ。でも、そうじゃないのだ。麻布中・高、東大、マサチューセッツ工科大学、そして野村総研勤務という絵に描いたような華麗なる経歴を誇り、さらにはプロジェクト杉田玄白をやってみたりする「文化人」な山形浩生さんですら、ほら、とうとう民主党を見限ったみたいですよ。と、こう言いたいのだ。

これを別の言葉で言い換えると、こうなる。

人の褌で相撲をとる

……すみません。
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